超高層マンションの建設ラッシュに伴い急増したファミリー層と、古くからの居住者であるシニア層。一見するとライフスタイルが異なる二つの層が、ここでは極めて自然に同居している。その秘密は、動線設計とフロアごとのターゲット設定の緻密さにある。
ベビーカーが余裕ですれ違える広々とした通路幅、各所に配置されたレストスペース、そして視認性の高いサイン計画。バリアフリー設計の徹底は、子ども連れの親だけでなく足腰の弱いシニア世代にとってもストレスフリーな空間を生み出している。世代を超えて人々が安心して集える場所としての機能が、見事に成立している。