かつて高校野球の視聴といえば地上波テレビが中心だったが、近年はスポーツブルをはじめとするインターネット動画配信サービスが定着した。これにより、全試合の全イニングが高画質でアーカイブされ、誰でも簡単に巻き戻しやコマ送り再生を行える環境が整った。
この変化は高校スポーツメディア業界に画期的な利便性をもたらした反面、新たな課題も突きつけた。試合の一部始終が可視化されることで、審判の判定や選手の何気ない挙動が即座に切り取られ、SNSで拡散されるリスクが高まったのだ。便利さと表裏一体となったこの配信環境において、メディアと視聴者の双方が問われる場面が増えている。