「ミス・ユニバースは顔立ちやスタイルの美しさだけで決まる」という認識は、現在の審査基準においては明確な誤解です。大会のスコアシートにおいて最も大きな比重を占めるのは、クローズドドア・インタビュー(事前審査員面談)とスピーチ審査です。
面談では、国際情勢、ジェンダー問題、環境保護、メンタルヘルスなど多岐にわたるテーマについて、審査員から鋭い質問が投げかけられます。単に優等生的な回答を述べるのではなく、「自分自身の体験に基づいた独自の解決策やオピニオンを、情熱を持って英語で論理的に語れるか」が徹底的に審査されます。
もちろん、ステージ上でのイブニングガウンや水着審査も行われますが、問われているのはプロポーションそのものではなく、「ステージ全体を支配する堂々とした佇まい、自信、自己管理能力」です。審査員が探しているのは、世界中のメディアの前に立ち、困難な局面でも自らの声で世界をインスパイアできる「トランスフォーメーショナル・リーダー(変革をもたらすリーダー)」に他なりません。