座間9人殺害事件で犠牲となったのは、15歳から26歳までの若者9名(女性8名、男性1名)です。居住地は群馬県、福島県、埼玉県、東京都、神奈川県と広範囲に及び、学生、フリーター、会社員など、それぞれ異なる日常を生きていました。
公判記録等で明らかになった被害者の身元と概要は以下の通りです。
・第1の事件(2017年8月下旬):神奈川県の無職女性(当時21歳)
・第2の事件(2017年8月下旬):第1の被害者の知人男性(当時20歳)
・第3の事件(2017年9月上旬):埼玉県の女子高校生(当時15歳)
・第4の事件(2017年9月中旬):埼玉県の女子高専生(当時17歳)
・第5の事件(2017年9月下旬):神奈川県の女子高校生(当時17歳)
・第6の事件(2017年9月下旬):埼玉県の会社員女性(当時26歳)
・第7の事件(2017年10月上旬):群馬県の女子高校生(当時15歳)
・第8の事件(2017年10月中旬):福島県の無職女性(当時21歳)
・第9の事件(2017年10月下旬):東京都の無職女性(当時23歳)
被害者たちの唯一の共通点は、日常生活の中で誰にも言えない悩みや孤独を抱え、Twitter(現X)に弱音を投稿していたことでした。決して白石死刑囚と以前からの面識があったわけではなく、SNSという仮想空間の隙間に生じた一瞬の心の揺らぎを狙い撃ちにされた形です。唯一の男性被害者は、行方不明となった交際相手(第1の被害者女性)の行方を必死に追う中で白石死刑囚と接触し、口封じのために命を奪われました。