いまや生活インフラとなったGoogleだが、その原点は1990年代後半、スタンフォード大学の博士課程に在籍していたラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンの出会いに遡る。二人が構築した画期的な検索アルゴリズム「PageRank」は、ウェブの世界を根底から塗り替えた。
有名な社名の由来には、愛嬌のある逸話が残る。本来目指したのは、10の100乗を意味する数学用語「Googol(グーゴル)」だった。膨大なウェブ空間の情報をすべて組織化するという野望の象徴だ。しかし、最初の投資家が小切手に「Google」と書き間違えたことで、そのまま社名として定着してしまった。この偶発的な誤字から、現代の情報技術産業を牽引する親会社Alphabet Inc.の巨大なエコシステムが幕を開けたのだ。