なぜ医療や教育費は高騰し続けるのか?コスト病の正体と処方箋

なぜ医療や教育費は高騰し続けるのか?コスト病の正体と処方箋

なぜ医療や教育費は高騰し続けるのか?コスト病の正体と処方箋について専門的な視点から解説いたします。詳細な分析をご覧ください。

現代の市場経済を見渡すと、この対比はさらに過激な域に達している。たとえば動画配信の巨頭Netflixを思い出してほしい。一度プラットフォームを構築してしまえば、視聴者が1万人であろうと1億人であろうと追加コストはほぼゼロだ。劇的なスケールメリットが効く世界である。

しかし、介護施設での介助や小児科での診察、あるいは大学の演習授業をデジタル空間のコピーだけで代替することは不可能だ。労働経済学およびマクロ経済学の観点から見れば、社会全体でサービス経済化が進むほど、国全体の平均生産性伸び率は鈍化していく。安価で無制限に複製できるデジタルコンテンツと、時間と人手を束縛するリアルなサービス。私たちの消費は、極端な二極化の時代に突入している。

佐藤 大輔
Author

佐藤 大輔

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。