もう一つの顕著なトレンドは、東京という「中心」への依存からの脱却だ。リモートワークの定着とローカルビジネスの可能性に気づいた若者たちが、こぞって地方へと拠点を移している。彼らにとって、満員電車に揺られる東京の生活は、もはや憧れの対象ではない。
長野県の山間部でWebデザイン事務所を営む20代の女性は、「地方には解決すべきリアルな課題が転がっている」と話す。過疎化や農地荒廃といった課題をテクノロジーで解決する。その試みは、東京のオフィスビルでスライド資料を作るよりも、はるかに刺激的で、世界に直結しているのだ。