アニメ本編にとどまらず、トレカや数々のゲームタイトルによって補完されてきた裏設定もまた興味深い。サクヤモンの影の姿とされる「クズハモン」や、タオモンから分岐する「ドウモン」といった亜種・変種デジモンの存在だ。
紫色の装束を身にまとうクズハモンは、神事の裏で暗躍する裏の能力者という側面を持ち、光と影の表裏一体な世界観を補強している。公式設定資料集やカードゲームでのみ明かされた進化分岐は、レナモンという種族が秘める無限の可能性を証明している。こうした多層的な設定の厚みこそ、長年ファンを惹きつけてやまない底力だ。