ここ数年、応募システムの裏側では壮絶なIT戦争が繰り広げられてきた。2026年頃まで横行していたスクリプトによる大量偽造アカウントでの応募は、2026年現在、ほぼ壊滅状態にある。大手流通チェーンや公式ストアが導入した高度な行動解析AIが、人間離れした速度のブラウザ操作や同一IPアドレスからの連続申請をミリ秒単位で遮断しているからだ。
さらに決定打となったのが、アプリでの身元確認プロセスだ。都内の有名トレカショップ店主は語る。「現在はマイナンバーカードや免許証を使ったeKYC(オンライン本人確認)の導入が当たり前になりました。顔認証を通さないと応募すらできません。結果として、一人で100口座作って応募していたような業者は一掃されました」。