博多駅周辺と天神地区は、全国でも有数のバス過密エリアとして知られてきました。通勤・通学ラッシュ時には路線バスが数珠つなぎになり、定時運行の維持や道路渋滞の緩和が長年の都市課題となっていたのです。さらに、クルーズ船の寄港地である博多港国際ターミナルや、マリンメッセ福岡、福岡サンパレスといった大型集客施設が集まるウォーターフロント地区へのアクセス強化も急務でした。
そこで西日本鉄道(西鉄)と福岡市がタッグを組み、都心部のバス運行効率化と拠点間アクセスの抜本的改善を目的に導入したのが「Fukuoka BRT(連節バス)」です。2台分の輸送力を1台でまかなう定員約130名の連節車両を採用することで、運行台数を抑えつつ大量の乗客を一度に運ぶシステムを構築しました。都心の幹線道路におけるバス台数の適正化と、ウォーターフロント再開発構想と連動したスムーズな回遊性の創出が、博多BRT誕生の核心です。