カフェのメニューで並びがちな「カフェラテ」と「カフェオレ」。似ているようでいて、味わいや甘みの立ち方には明確な構造上の違いがあります。その決定的な差は、ベースとなるコーヒーの種類とミルクの比率にあります。
カフェラテは、高圧で濃縮抽出したエスプレッソにスチームミルクを注いで作ります。黄金比は「エスプレッソ2:ミルク8」(約1:4)とミルクの割合が非常に高く、ベースとなるエスプレッソの苦味がガツンと濃厚だからこそ、対比効果でミルクの乳糖の甘みが鮮明に引き立ちます。
一方のカフェオレは、ドリップコーヒーと温めたミルクを「ドリップコーヒー5:ミルク5」(1:1)の同量で合わせるのが基本です。水分量の多いドリップコーヒーでミルクが割られるため、全体的にあっさりとした口当たりになり、カフェラテのような濃厚な甘みよりもコーヒー本来の酸味やすっきり感が前面に出ます。ミルクの濃厚な甘みとコクをダイレクトに味わいたいならカフェラテ、ゴクゴクと軽やかに飲みたいならカフェオレを選ぶのが賢い選択です。