犯罪現場を数多く調査してきた防犯アドバイザーは、狙われる家には驚くほど明確な共通点が存在すると指摘する。犯人は無作為に家を選んでいるわけではない。効率良く、確実に侵入できるターゲットをあらかじめ絞り込んでいるのだ。
第一の共通点は、「死角が多い」こと。高い生垣や囲いは一見プライバシーを守るように見えて、一度侵入してしまえば外からの視線を遮る絶好の隠れ蓑になる。第二に「足場となるものが放置されている」こと。エアコンの室外機や灯油タンク、庭の手入れ用ハシゴなどが2階へのステップとして悪用される。第三に「郵便受けに新聞やチラシが溜まっている」ことだ。不在である事実を自ら周囲に宣伝しているに等しい。
第四は「夜間でも庭や玄関周りが暗い」こと。照明がない家は作業中の姿を見咎められるリスクが低く、侵入者にとって圧倒的に好条件となる。そして第五の共通点が「防犯意識の低さが外観に出ている」点だ。雑草が伸び放題だったり、長期間放置された物が多い家は、地域住民との付き合いが薄く、周囲の目が行き届いていないと判断される。