西洋の占星術とは一線を画し、生年月日から人間の運命を6つの星(土星、金星、火星、天王星、木星、水星)に分類する「六星占術」。この独自のスタイルは、当時の占い業界に計り知れない衝撃を与えた。特に「大殺界」という言葉は社会現象となり、多くの人々が自らの運気に目を向けるきっかけとなった。
だが興味深いことに、細木数子自身もまた、大殺界の時期に人生の大きな試練や劇的な転機を迎えていた。自身の運勢を見極めつつ、あえて激動の道を選び取ったかのような彼女の歩み。結婚の挫折、事業の苦難、そして奇跡的な復活劇。彼女にとって占術とは単なる未来予知ではなく、過酷な現実を生き抜くための実践的な武器だったのだ。