アニメファンの間で今なお根強く囁かれているのが、「過去のトレパク疑惑が原因で2期が頓挫した」という言説です。しかし、この説は時系列と業界の力学を無視した完全な誤解であると断言できます。
事の発端は、2014年のアニメ放送終了後、ネット掲示板やSNS上で原作イラストのポーズや魔法陣のデザインが他者の作品に酷似していると指摘された騒動でした。当時、榎宮祐氏は事実関係を真摯に受け止め、権利元への謝罪と適切な経済的補償を含む対応を迅速に完了させています。法的・実務的な係争は早期に解決しており、業界内でブラックリスト入りした事実もありません。
何よりの反証は、騒動の約3年後となる2017年7月に、完全新作の劇場版『ノーゲーム・ノーライフ ゼロ』が全国公開されている点です。もしイラストの権利問題が原因でシリーズが凍結されていたならば、数億円規模の制作費と配給網を要する劇場版映画が制作・公開されるはずがありません。劇場版は興行的・批評的にも大成功を収めており、この騒動が2期制作を見送る決定打になっていないことは明白です。