彼女のキャリアの原点は、名門「劇団東俳」に所属した3歳の春にさかのぼる。早熟な才能は瞬く間に開花し、CMやテレビドラマへ次々と抜擢された。特に視聴者の記憶に強く刻まれているのが、2009年の大ヒットドラマ『メイちゃんの執事』で見せた麻々原みるく役だ。IQ200を持つ天才少女という難役を、当時9歳とは思えぬ冷静かつ愛らしい演技で体現し、一躍お茶の間の人気者となった。
子役時代の彼女は、単なる可愛らしさだけでなく、共演するベテラン俳優たちを脅かすほどの表情の鋭さとセリフの説得力を兼ね備えていた。シリアスなサスペンスから心温まるファミリードラマまで、作風を選ばない対応力は当時から異彩を放っており、日本の芸能界において「天才子役」の名号をほしいままにしていたのだ。