日高裕次郎というアスリートの足跡を振り返るとき、そのマルチな才能に驚かされる。鹿児島県出身の彼は、名門・日本体育大学で主将としてチームを牽引。大学界屈指のアタッカーとして名を馳せた後、トップリーグのパナソニックパンサーズへ入団した。
インドアバレーボールのトップレベルで活躍した後、彼の探究心は砂の上へと向かう。ビーチバレーへの転向を表明し、日本バレーボール協会の強化指定選手として国際舞台でも戦い抜いた。過酷な砂上で培われた強靭なメンタリティと柔軟な対応力は、後の人生における大きな財産となる。その後、インドアへ復帰し東レアローズでもプレー。バレーボール界の第一線で戦い続けたプロフェッショナルだった。