今、国内の温浴ビジネス・観光レジャー産業において大きな地殻変動が起きている。かつての効率重視型なスーパー銭湯から、圧倒的な「体験価値」を提供するコンセプト型施設へのシフトだ。その先頭を走るのが、空間プロデュースで定評のある株式会社温泉道場である。
同社が手がける「四日市温泉 おふろ café 湯守座」は、伝統的な大衆演劇と現代的なカフェスタイルを融合させた革新的なモデルだ。リノベーションされた館内には、無料の挽きたてコーヒーやWi-Fi、数千冊のコミックや雑誌を揃えたフリースペースが広がる。かつての銭湯文化にあった「地域社会のコミュニティ拠点」としての機能を、極めて洒脱なデザインで再構築してみせた。