麻生氏の着こなしにおける最大のポイントは、ネクタイとシャツ、スーツが織りなす「Vゾーン」の美しさにある。ストライプ柄やドット柄の洗練されたネクタイを中心に、シャツの襟型やカフスの覗かせ方まで計算し尽くされている。ビシッと立った襟元と立体的なディンプル(ネクタイの結び目の窪み)は、品格と知性を引き立たせる。
外交の場において、装いは言葉以上に多くを語る外交戦略の一環となる。各国首脳と肩を並べた際にも見劣りしない堂々たるVゾーンの作り込みは、日本の威厳を示す強力な武器だ。色使いを主張しすぎず、上質な素材の質感で魅せる大人の着こなしルールは、すべてのビジネスパーソンにとって最高の教科書と言える。