日常会話のリスニングで「アクシュアリー」や極端な場合には「アクリ」のように聞こえる最大の理由は、英語のリスニングにおける音声変化(弱化・脱落)にあります。
ネイティブスピーカーは、日常会話のスピードの中で4つの音節をすべて均等に発音しません。第一音節の「ac」に強いアクセントを置いた後、後ろに続く母音 /u/ や /ə/ を弱めて脱落(エリジョン)させます。
その結果、音節が4つから3つ、あるいは2つへと圧縮されます。
・3音節パターン(最も標準的):/ˈæk.ʃə.li/(アク・シャ・リィ / アクシュリー)
・2音節パターン(早口な会話):/ˈæk.tʃli/ または /ˈæk.ʃli/(アク・チュリィ / アクシュリィ)
特にアメリカ英語では、舌の動きを最小限にするため「tʃ(チュ)」の摩擦が弱まり、「ʃ(シュ)」に近い音になりやすいため、日本人の耳には「アクシュアリー発音」として届きます。この音声変化の理由を知っておくだけで、映画やネイティブ同士の会話における聞き取りやすさは大きく変わります。