リニューアル以降、途中で案内出口から逃げ出してしまう「リタイア率」が従来の数値を大幅に上回り、過去最高水準を記録している。その最大の理由は、従来の「突然脅かす」スタイルからの完全なる脱却にある。挑戦者の恐怖心そのものを自家発電させる心理的トラップが、張り巡らされているのだ。
一本道の廊下に見えて、実は認知を狂わせる錯視構造。自分自身がどこを歩いているのか分からなくなる感覚が、パニックを引き起こす。さらに、グループ同士の距離感を巧みに分断する仕掛けが追加されたことで、頼れる存在を失った挑戦者は自尊心を削り取られる。自らの足で暗闇を進まなければならないプレッシャーが、非常口の扉へと挑戦者を押しやる。