斎藤清六の名を日本全国に知らしめたのが、フジテレビ系列の超人気番組『欽ドン!良い子悪い子普通の子』です。
特に視聴者の腹筋を崩壊させたのが、番組内の名物コーナー「村の時間」でした。アナウンサー役に扮した斎藤が、緊張で引きつったような甲高い裏声と極端な棒読みでニュース原稿を読み上げるシュールな芸風は、瞬く間にお茶の間の話題を独占しました。
さらに、彼が繰り出す定番ギャグ「バイのバイのバイ」(坂口安吾の小説や古い俗謡をモチーフにしたフレーズ)や、音程を完全に無視して絶唱する歌唱パフォーマンスは、レコード発売にまで発展する社会現象となりました。萩本欽一の緻密な演出と、斎藤清六の予測不能な天然キャラの融合は、バラエティ史に残る奇跡のコンビネーションだったと言えます。