インターネット上の健康情報において、最も危険な誤解の一つが「激痛がなければ癌ではない」という言説です。初期の舌がんは自覚症状に乏しく、初期病変の段階ではほとんど痛みを感じないか、あるいは「舌の左側に何かが触るとわずかにしみる」程度の軽微な違和感からスタートすることが珍しくありません。
痛みの強さと病気の重篤度は必ずしも比例しません。むしろ、激痛を伴う典型的なアフタ性口内炎のほうが良性であり、痛みが鈍く、硬い組織が徐々に盛り上がってくる病変のほうが悪性リスクを孕んでいます。
さらに注意すべきは、舌の奥 左側 痛い 飲み込むときの症状です。舌の前方や側面だけでなく、舌の付け根(舌根部)や咽頭付近に炎症や腫瘍が存在する場合、嚥下(飲み込み)時に耳の奥へ放散するような鋭い痛みが走ることがあります。このエリアは鏡を使った自己チェックでは視認が極めて困難であるため、自己判断での見極めは極めて危険です。