裏社会の文脈における「指を詰める」とは、組織の掟を破ったり、他組織との抗争において失態を犯したりした構成員が、自らの指の一部を切断して組織の上層部に差し出す行為を指します。
いわゆる「落とし前(トラブルの清算)」をつける最終手段として用いられてきました。金銭的な損害賠償が支払えない場合や、口先だけの謝罪では到底許されない裏切り行為に対し、「身体の欠損」という取り返しのつかない代償を払うことで、反省の深さと誠意を証明する歪んだ信憑性を持たせていたのです。
一般的には、まず左手の小指の第一関節を切断し、度重なる不祥事を起こした場合は第二関節、さらに薬指、中指へと順に詰められていくのが慣例とされていました。