数キロメートル離れた3つの打ち上げ現場で、寸分の狂いもなく花火を同期させる作業は、極めて高度な技術的挑戦である。風向きや気圧、湖面の波の状況によって、現場の着火タイミングは微妙な影響を受ける。
この課題を克服したのが、GPS時刻同期を活用した最先端の発信制御システムだ。老舗の煙火店3社がタッグを組み、ミリ秒単位の精度でプログラムされた打ち上げシーケンスを共有。夜空に同時に開く大輪の菊や、水上を走るスターマインの交響曲は、職人技と最先端テクノロジーが融合した現代のアートと言える。現場で指揮を執る煙火師たちの手にも汗が握られる。