このブームを加速させている最大の立役者は、ソーシャルメディア上で絶大な影響力を持つインフルエンサーたちだ。中でもYouTubeやInstagramで怒涛の勢いを見せる料理研究家リュウジ氏は、数々のヒットレシピを世に送り出してきた。
リュウジ氏が提案するレシピの真骨頂は、「包丁を使わない」「電子レンジだけで完結する」といった徹底的な省力化にある。例えば、耐熱容器に切り餅と水、白だしを入れて加熱し、最後に卵と粉チーズを混ぜ合わせるだけの「カルボナーラ風餅」などは、SNS上で「悪魔的に美味い」「5分で作れる」と大反響を呼んだ。
彼らが動画で明かす隠し味のテクニックも興味深い。オイスターソースを数滴垂らして深みを出したり、鶏ガラスープの素で下味をつけたりすることで、単調になりがちな餅の味わいに一瞬で立体感を与える。こうした動画を参考に、若年層を中心に余った餅をアレンジする楽しさが広がりを見せている。