Q1:多動自閉症と単なるADHDやアスペルガー症候群は何が違いますか?
A1:多動自閉症は医学的な単一の病名ではなく、自閉スペクトラム症(旧アスペルガー症候群などを含むASD)の対人・こだわり特性と、ADHDの多動・不注意特性が重複して存在する状態を指します。両方の診断基準を満たす場合、双方の特性が複雑に絡み合って現れます。
Q2:大人になってから初めて多動自閉症に気づくことはありますか?
A2:十分にあり得ます。子どもの頃は学力が高かったり家庭のサポートがあったりして表面化しなかった人が、就職や結婚、昇進など環境の変化によってマルチタスクや高度な対人関係を要求され、適応が破綻して初めて受診・診断に至るケースが少なくありません。
Q3:病院で受診する場合、何科を受診すれば良いでしょうか?
A3:子どもの場合は「小児神経科」「児童精神科」「小児科(発達外来)」、大人の場合は「精神科」「心療内科(発達障害専門外来を掲げているクリニック)」の受診が適しています。受診前に地域の「発達障害者支援センター」へ相談し、適切な医療機関の紹介を受けるルートも有効です。
Q4:薬を飲めば多動自閉症は完治しますか?
A4:発達障害は生まれ持った脳の機能的特性であるため、「病気が完治する」という概念ではありません。ただし、ADHDの薬物療法によって衝動性や注意散漫を大幅に軽減することは可能であり、適切な環境調整や認知行動療法を組み合わせることで、日常生活や仕事上の困難を大きく減らすことができます。