46歳という年齢は、多くのプロ野球選手がユニフォームを脱いで久しい数字だ。しかし、石川雅規にとっては単なる通過点に過ぎない。2026年のキャンプでも、彼は若手投手に混ざり、淡々と、かつ緻密に自らのメニューをこなしていた。
年齢とともに筋肉の柔軟性や回復力は変化する。石川が取り組んできたのは、力任せに球速を追い求めることではなく、いかにして「省エネかつ高精度なフォーム」を維持するかという肉体改革だ。肩や関節の可動域を広げるコンディショニングと、股関節の連動性を意識した投球動作。無駄を徹底的に削ぎ落とした投げ方は、故障の激減という形で見事に結実している。