日本における本作の熱狂ぶりは、単なる洋画ホラーのヒットという枠に収まらない。日本には古くから「人形」や「無機物」に魂が宿るという怪談文化があり、意思を持たないはずの機械人形が襲ってくるという設定は、日本の観客の恐怖遺伝子に直接訴えかけるものがあるのだろう。
また、可愛らしさと不気味さが同居する「不気味の谷」を刺激するデザインは、日本のキャラクター文化とも妙な親和性を見せている。劇場には若い世代のグループやカップルだけでなく、ゲーム実況を通じて作品を知った小学生とお親の親子連れの姿も多く見られ、幅広い層に受け入れられていることが伺える。