名刺を渡す際の基本は、相手に対する敬意を形にすることだ。だが、現場では緊張のあまり名刺入れを低く構えすぎたり、相手の胸元へ素早く突き出してしまう光景が散見される。
プロの現場で徹底されているのは「胸の高さで維持する」こと。名刺は必ず両手で持ち、相手から見て文字が正しく読める向きに整える。渡す瞬間は、自分の胸の高さから少し相手の差し出し位置よりも低い位置へと滑り込ませるのが鉄則だ。さらに、「〇〇会社の△△と申します。本日は貴重なお時間をいただきありがとうございます」と、はっきりとした口調で一礼を添える。このわずか3秒の動作に、プロとしての自覚が凝縮されている。