インターネット上の口コミレビューや地域掲示板に投稿された利用者の生の声、さらには現地利用者の購買行動を定点観測すると、ロードサイド店ならではの際立った実用性と、いくつかの課題が浮き彫りになります。
ポジティブな評価として圧倒的に多いのは、「家族全員の靴が一度に揃う手軽さ」と「シニア・ビジネス向けの幅広シューズの豊富さ」です。Googleマップ等のレビューでも、「大型ショッピングモールのように歩き回らなくて済む」「子どもがぐずることなく15分で買い替えが完了した」といった声が目立ちます。特に、日本人特有の甲高・幅広の足型にフィットする3E・4E設計のシューズに関しては、ABC-MART等の若者向けスニーカーショップを大きく凌駕する在庫深度を誇ります。
一方で、手厳しい指摘として挙げられるのは、「最新鋭の限定スニーカーやトレンド最先端アイテムの欠如」です。NIKEのエアジョーダン限定カラーや、即完売するコラボレーションモデルを期待して訪れると、陳列されているのは実用重視のコアモデルが中心であるため肩透かしを食らうことになります。また、週末のピークタイムにはレジスタッフの数が限られ、フィッティングの相談や会計待ちに多少の時間を要する場面も見受けられます。
過度なファッション性を求めるのではなく、「毎日の通勤で疲れない靴」「通学で半年履きつぶすための頑丈なスニーカー」「冠婚葬祭用の黒パンプス」といった、暮らしに直結する道具としての靴を求める層から絶大な信頼を獲得しているのが現場の実情です。