映画『ちはやふる -上の句-』『ちはやふる -下の句-』で描かれた、綾瀬千早(広瀬すず)、真島太一(野村周平)、綿谷新(新田真剣佑)の幼馴染3人が織りなす絆は、スクリーン越しにも観客の胸を強く打ちました。
物語の構造上、新は福井に離れて暮らしているため、千早や太一が所属する瑞沢高校かるた部のメンバーと現場で共にする撮影時間は決して長くありませんでした。しかし、限られた共演シーンの中で真剣佑が見せた「かるたへの渇望」と「仲間を想う切ない視線」は、作品全体の感情的な支柱となって物語を牽引しました。
この卓越した演技が高く評価され、真剣佑は2017年の第40回日本アカデミー賞 新人俳優賞を受賞します。授賞式の壇上で見せた誇らしげな笑顔と、支えてくれたスタッフ・共演者への感謝の言葉は、彼が単なる若手有望株から「実力派俳優」へと脱皮した決定的な瞬間として記録されています。