たくみがトレードマークだった短髪を捨て、ドレッドヘアへと舵を切った最大の理由は、彼自身のブラックカルチャーやヒップホップへの深い愛情にあります。中学・高校時代からバスケットボールに打ち込み、スニーカーやストリートファッション、90年代のUSヒップホップに傾倒してきたたくみにとって、特殊ヘアは長年の憧れでもありました。
芸人として確固たる地位を築いたタイミングで、「自分が本当に愛するスタイルを表現したい」という欲求を行動に移した形です。さらに、バラエティ番組やフェスなど多様なメディアに出演する中で、相方であるカミナリまなぶのトレードマークである丸刈り(坊主頭)との視覚的なコントラストを際立たせる狙いもありました。コンビとしてのシルエットの完成度を高める戦略的なイメチェンでもあったわけです。