丸山ワクチンの正式名称は「結核菌熱水抽出物(SSM)」と呼ばれ、結核菌から抽出された多糖体成分を主成分としています。丸山博士が「結核患者にはがん患者が極めて少ない」という皮膚科医としての臨床経験に着目し、1940年代から研究開発をスタートさせました。
一般的な抗がん剤ががん細胞を直接攻撃して破壊するのに対し、丸山ワクチンは患者自身の免疫力を高め、がん細胞の周囲にコラーゲン繊維を増殖させて増殖を封じ込めるという作用機序を提唱しています。主な特徴と臨床現場で語られる評判は次の通りです。
最大の特徴は、重篤な副作用がほとんど報告されていない点にあります。抗がん剤治療に見られるような激しい吐き気、脱毛、白血球の急激な減少といった身体的負担がなく、現れる反応は注射部位の赤みやかゆみ、軽度の微熱程度にとどまります。この極めて高い安全性が、体力低下が進んだ末期がん患者や高齢の患者にとって大きな精神的・身体的支柱となってきました。