近年、組織マネジメントの現場で注目されているのが「サイレント・ディスミッション(静かな拒絶)」という言葉だ。あからさまな怒声やパワハラではない。しかし、会議のたびに「それは難しい」「現実的ではない」とマイルドに否定し続ける行為が、メンバーの自発性をじわじわと奪っていく。
この状況が続くと、部下や同僚は「どうせ提案しても無駄だ」と学習し、意見を言わなくなる。結果として、イノベーションが完全にストップした「イエスマンばかりの死んだ組織」が完成する。心理的安全性の崩壊は、まさにこの一歩から始まるのだ。