解凍後のパサつきを完全にシャットアウトし、炊きたての艶やかな姿を取り戻すには、科学に裏付けられた正しい手順を踏む必要がある。秘訣は「平らに薄く包むこと」と「二段階加熱」にある。
お茶碗一杯分(約150g)のご飯を、中央を少し凹ませた平らな四角形に包む。厚みを均一にすることで、電子レンジのマイクロ波が中心部までムラなく届くようになる。おにぎり型のような厚みのある形状は、外側が加熱しすぎでカピカピになり、中心が凍ったままという最悪の加熱ムラを引き起こす。
解凍する際の電子レンジ操作にもプロのコツがある。一度に最後まで温めるのではなく、まずは600Wで1分30秒ほど加熱して半解凍状態にする。その後、一度ラップを外してお茶碗へ移し、軽くほぐして空気を含ませてからふんわりとラップをかけ直し、さらに40秒〜50秒追加加熱する。このひと手間で余分な水蒸気が抜け、一粒一粒が立ち上がる極上の食感が蘇る。