発生直後の初動捜査では、消防や自衛隊、地元ボランティアを巻き込んだ行方不明捜索活動の最新情報が連日報道されます。しかし、山狩りや河川の捜索で成果が得られない場合、警察内部では水面下の科学捜査が急速に進められます。
行方不明事件における警察の捜査状況は、現在では最新鋭のテクノロジーを駆使した解析が主流です。上空からの高精度赤外線サーマルカメラ搭載ドローンによる夜間捜索、現場周辺を通過した全車両を割り出す「Nシステム(自動車ナンバー自動読取装置)」のログ照合、近隣の防犯カメラや走行車両のドライブレコーダー映像のフレーム単位での解析などが行われます。
公開捜査に踏み切るタイミングも極めて慎重に判断されます。子どもの安全確保を最優先としつつ、犯行声明や身代金要求がない場合、情報提供の呼びかけが広範囲に展開されます。