音楽業界の裏側で静かに進んでいた大型プロジェクトが、ついに動き出しつつある。業界関係者への独占取材により浮き彫りになったのは、最大手事務所であるHYBEが推し進める次世代型マルチレーベル戦略の全貌だ。軍服を脱ぎ捨てて完全体としての再始動を遂げたBTSの復帰劇は、単なる既存ファンの熱狂にとどまらず、世界的なライブ興行ビジネスの市場規模そのものを劇的に塗り替えている。
過熱する北米ツアーのチケット争奪戦、多言語を操るAI音声技術を組み込んだ限定コンテンツの展開、さらにはWeb3空間を活用したファンコミュニティの拡張――。K-POPが積み上げてきたビジネスモデルは、すでに従来のレコーディング・ビジネスの概念を根底から崩しつつある。世界中の投資家がこの巨大なエコシステムに視線を注ぐ。