匿名掲示板の「5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)競馬板」において、武豊騎手に関するスレッドは常に異常な投稿頻度を示しています。大レースの開催前後になると、武豊本スレの勢いは板内トップクラスに跳ね上がり、週末の1レースごとに数百件のレスが瞬時に書き込まれる光景が日常茶飯事となっています。
書き込みの内訳をテキストマイニングと現場の投稿動向から分析すると、大きく3つの派閥に分かれます。一つはデビュー以来の絶対的な信頼を寄せる「往年のオールドファン層」、もう一つは近年の若手トップ騎手(ルメール騎手や川田将雅騎手など)と比較してデータ批評を行う「馬券リアリスト層」、そして勝敗に関わらず批判を投下し続ける「恒常的アンチ層」です。
「武豊の騎乗ひとつで日曜日が終わる」「武豊が勝つと日本の月曜日が明るくなる」といった熱狂的な共賛がある反面、直線での進路取りやペース判断が噛み合わなかったレースでは「全盛期なら届いていた」「追えなくなっている」といった厳しい叱咤や罵倒が書き込まれます。これほど極端に感情が交錯するスポーツ選手は、日本国内において他に類を見ません。ネットユーザーたちの荒熱は、単なる勝敗を超えた「武豊という存在への巨大な執着」が生み出していると言えます。