彼女の歩みを語る上で欠かせないのが、社会現象となった数々の代表作だ。TBSテレビの日曜劇場『VIVANT』では、過酷な砂漠ロケをものともせず、芯の強い女性医師を熱演。視聴者を釘付けにした。さらにNHK連続テレビ小説『エール』では、主人公を献身的に支えながら自らも音楽の道を志すヒロインを見事に演じ切り、日本中から絶賛を浴びた。
こうした上質なヒューマンドラマの現場で培われた経験は、彼女自身の人生観にも色濃く反映されている。誰かの付属物になるのではなく、対等に手を取り合い、困難を共に乗り越えていく関係性。役柄を通して数々の愛の形を疑似体験してきたからこそ、生半可な妥協による結婚を選ばない強い意志が感じられる。