私生活では二児の母でもある。極秘出産や子育てについて多くを語りすぎないスタンスを保ちつつも、ふとした瞬間に滲み出る母性の深さが、近年の歌詞や表現に深みを与えているのは間違いない。
「母親になったからといって、アユであることをやめる必要はない」。そう言い切るかのようなステージ上の力強さは、働く母親が直面するさまざまな葛藤に対する一つの解答のようでもある。過酷な育児と世界観を創り出すアーティスト活動の両立は並大抵のことではないが、それを表に出さずプロフェッショナリズムを全うする姿に、長年のファンは改めて敬意を表している。