2026年の冬は、記録的な暖かさで幕を開けました。気象庁のデータによると、全国的に平年を大きく上回る気温が続いており、山間部の降雪も大幅に遅れています。この異常気象が、クマの生理生態に直接的な影響を与えています。本来なら11月下旬には冬眠に入るはずのツキノワグマやヒグマが、12月を過ぎても活発に動き回っているのです。
それだけではありません。秋口のブナやミズナラといったドングリ類の凶作も拍車をかけました。十分な栄養を蓄えられないまま冬を迎えたクマたちが、空腹を満たすために餌を求めて人里やスキー場周辺へと迷い込んでいます。ゲレンデに残されたゴミや、レストハウスから漂う食べ物の匂いが、飢えたクマを引き寄せる要因になっているとの指摘もあります。