最大の理由は、リンツの代名詞である「リンドール」の味わいそのものにある。リンドールは硬いシェル(外殻)の中に、トロリとなめらかなフィリングを閉じ込めた二重構造が特徴だ。このなめらかさを生み出すために、フィリングには植物油脂や乳脂肪が贅沢に使用されている。
欧州の寒冷な気候で愛されてきたこの伝統レシピは、非常に濃厚でハイカロリー。これに対し、日常的に緑茶やスッキリした旨味を好み、甘さ控えめなスイーツに慣れ親しんだ日本人の舌には、「重すぎる」「くどい」と感じられるケースが少なくない。一口目のインパクトは抜群だが、2個3個と食べ進めるうちに甘さが負担になるという訳だ。