「江戸川区の粗大ごみ処理券を買って貼れば回収してくれるはず」という認識は完全な誤解です。江戸川区役所の公式アナウンスでも明記されている通り、デスクトップ本体、ノートパソコン、CRT(ブラウン管)ディスプレイ、液晶モニター、液晶一体型パソコンは、区の粗大ごみ収集の対象外に指定されています。
自治体が回収を行わない背景には、2003年に施行された「資源有効利用促進法(通称:パソコンリサイクル法)」の存在があります。パソコン内部には金、銀、銅、パラジウムといった希少金属(レアメタル)が豊富に含まれている一方、鉛や水銀などの有害物質も使用されています。そのため国は、製造したメーカーが自ら回収・再資源化を行う義務を課しました。自治体のごみ処理施設では適正な再資源化や有害物質の処理が困難であるため、江戸川区を含む全国の自治体で回収を行っていません。
仮に粗大ごみの処理シールを貼ってステーションへ持ち出しても、収集車はそのまま通り過ぎて回収されません。近隣住民とのトラブルや放置ごみ化を防ぐためにも、区が定めた正規の処分ルートを利用する必要があります。