学校や職場の体力測定で計測される一般的なタイムと、世界記録の間にはどれほどの差が存在するのでしょうか。スポーツ庁が実施する体力テストの50m走平均タイムを参照すると、驚くべき格差が見えてきます。
日本の高校生(17歳男子)の50m走平均タイムはおよそ7.1秒〜7.3秒、成人男性の平均は約7.5秒〜7.8秒です。女子の場合、高校生平均が約8.6秒〜8.9秒となっています。
一般的な成人男性が全力で走る7.5秒と、世界記録の5秒56を比較すると、その差は約2秒。50メートルの距離において2秒の差とは、世界記録保持者がゴールラインを駆け抜けた瞬間、一般人はまだ35メートル付近(約15メートル以上後方)を走っている計算になります。
世界レベルのスプリンターは、一般人がトップスピードに達するよりもはるか手前の段階で、次元の違う加速パワーを生み出しているのです。