今年最も注目を集めているのが、80年代のポップアートを思わせる濃密なカラーリングと、最新の3Dグラフィック技術が融合したスタイルだ。昨年までの「淡いニュアンスカラー」「韓国風シンプルイラスト」のブームが一巡し、原色を恐れずに使ったインパクト重視のデザインへと潮目が変わった。
特に紫とオレンジのクラシックな配色に、ネオンピンクやミントグリーンを差し色として効かせる手法が急増している。ネオンのような光沢感を帯びたカボチャや、ぷにっとした質感の黒猫キャラクターは、見る者に「触れられそう」という錯覚すら抱かせる。スマホ画面の小さな枠の中でも圧倒的な存在感を放つこの手法は、Z世代を中心とした若年層のハートを確実に射止めている。