直腸カルチノイドでがん保険は出る?悪性判定を勝ち取る請求の全貌

直腸カルチノイドでがん保険は出る?悪性判定を勝ち取る請求の全貌

直腸カルチノイドでがん保険は出る?悪性判定を勝ち取る請求の全貌について徹底解説いたします。最新の情報をお届けします。

直腸カルチノイドを理解する上で、避けて通れないのが医学的な分類の変遷だ。かつては「がんもどき」とも呼ばれたこの病変は、現在では「神経内分泌腫瘍 (NET)」と呼称されることが一般的になっている。だが、臨床現場の病理診断と、生命保険の給付規約の間には大きな時差が生じているのが実情だ。

ある消化器内視鏡専門医は語る。「直腸の粘膜下層に発生するNETは、腫瘍径が10ミリ以下であっても、粘膜下層(sm層)へと侵入する浸潤性を持つことが大半です。病理組織学的に見れば、粘膜内にとどまる狭義の上皮内がんとは明らかに挙動が異なります」。

保険の査定において鍵を握るのが、WHO分類やICD-10国際疾病分類コードだ。国際的な疾病分類であるICD-10において、直腸の悪性新生物は『C20』、上皮内がんは『D01.9』、挙動不詳・不詳の腫瘍は『D37.5』などに分類される。WHOの2019年分類改訂以降、神経内分泌腫瘍 (NET) はその多くが悪性行動をとる可能性があるとして悪性分類(/3)へと統一される傾向が強まった。しかし、国内の医療機関が出す診断書や病理報告書の記載方法によって、コード割り振りがブレてしまう現場の混乱が今なお続いている。

森 瞳
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森 瞳

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