鳥栖駅のペデストリアンデッキを渡ると、目と鼻の先に「駅前不動産スタジアム」がそびえ立つ。Jリーグクラブ・サガン鳥栖の本拠地であるこのスタジアムは、全国的にも極めて珍しい「駅直結型」のスポーツインフラだ。
試合開催日には、福岡・長崎・熊本など各地から数千人規模のサポーターが電車で押し寄せる。車依存度の高い九州において、公共交通機関での利用率が際立って高い点は、環境負荷低減の観点からも極めて評価が高い。駅前エリアの再開発事業では、試合がない日でも賑わいを創出できるよう、多目的広場や飲食複合施設の整備計画が組み込まれており、「スポーツ×駅前都市整備」の理想形が形作られつつある。