福島瑞穂氏の手書き文字が広く知られるきっかけとなったのは、選挙時に掲出される選挙公報と、集会やメディアの企画で披露される直筆色紙の存在だ。公募ポスターや政策チラシがデジタル印刷で綺麗に整えられる中、選挙公報に掲載された手書きメッセージは強烈な異彩を放っていた。直線的な毛筆の勢いではなく、ペンで丸く描かれた筆跡は、一目で彼女のものとわかる強烈な主張を持っている。
ネット上に流転する色紙の画像を分析すると、漢字のへんとつくり、あるいはひらがなのハネやはらいに、いわゆる「美文字の法則」からは大きく外れた独自の特徴が見て取れる。縦書きの軸が微妙に揺れる配置や、太さが一定しない運筆。だが、これらが画像共有サイトや動画プラットフォームで拡散されるたび、「思わず二度見してしまうインパクト」として閲覧数を押し上げているのも事実だ。