米映画芸術科学アカデミーの会員に選出されたことは、西島個人の名誉にとどまらず、日本映画界全体にとっても大きな意味を持つ。アカデミー賞の投票権を持つ一員として、世界各国の第一線で活躍する映画人たちと肩を並べ、常に最先端の映像表現や物語作りに触れ続ける日々。その刺激が、彼自身の演技をさらに研ぎ澄ませている。
同時に、日本の制作現場に対する危機感と情熱も抱き続けている。労働環境の改善や若いクリエイターへの支援、国際共同製作の積極的な推進など、国内外の現場を知る立場から発信される言葉には強い説得力が宿る。プレイヤーとして第一線を走りながら、産業としての日本映画の未来を静かに、しかし力強く見据えているのだ。