公式大会から隔離されたロシア代表は、マッチメイクにおいて深刻な苦境に直面しています。UEFAネーションズリーグやEURO予選に参加できないため、活動はすべて国際親善試合に限られますが、欧州の主要国は対戦を頑なに拒否しています。
そのため、ロシア代表は制裁に加わっていない中東、アフリカ、中央アジア、東南アジア諸国との間で親善試合を模索せざるを得ません。これまでキルギス、タジキスタン、イラン、イラク、カメルーン、キューバ、ベトナムなどと対戦を重ねてきました。しかし、FIFAランキングで大きく格が離れた相手との試合が多く、強化としての実効性には疑問符がついています。
国内のスタジアムを満員にして国民の求心力を保とうとするロシアサッカー協会ですが、選手たちからは「真剣勝負のプレッシャーがない中でモチベーションを維持するのが難しい」という本音も漏れ聞こえています。長年代表を率いるワレリー・カルピン監督も、若手の積極的な招集を進める一方で、チームの国際競争力が停滞している現実を認めています。